DYMO Discpainter購入記   (2008.03.20)
 
本体インプレ
ソフトウェア
印字実践例
購入方法ほか
 
 データが出来上がったら、PRINTをする番だ。装置が繋がっていれば、ディスクをセットし、あとはPRINT操作をするだけで良い。このDiscpainter本体には電源スイッチが無い。ACアダプタを繋いでいる限り、電源はオンのままである。殆ど待機消費電力は無いのでそのあたり、割り切ったのであろう。日本製品には見られない割り切り方である。

 印字パラメータは枚数の他、ディスクの印字エリアの外径や内径、印字品質、濃淡などを選ぶ事が出来る。このあたりは当り前の作りで特に変わった点はない。品質や濃淡は基本的にはデフォルト(つまり中央)で良いようだ。印字品質はディスク自体の印字エリアの性質に大きく左右されるので、実際問題としては多少濃く、或いは淡くなる程度でそれ程変わらないようだからだ。このあたり、比較対象としたEPSONのPM-4000PXでも傾向は同様である。下に示したのは、印字時のインク濃度指定を3段階に変えて出力して見た例である。メディアは三菱製プリンタブルDVD-R媒体で、50枚パックのバルク製品(型番:DHR47HP50)。焼き込み失敗のDiscを使ったので、ペン書きした文字が入っているのに注意されたい。また、この印字データはコントラストのあまり強くないもので、例えばアニメ風の絵であればもっとはっきり出る。実感として、PM-4000PXより若干だがメリハリがあると思う。
 訂正:一週間使ってみた所、絵柄がくっきりしていれば印字品質はPM-4000PXよりずっと上だと判明した。色も鮮やかだしエッジもシャープと断言して良い。ディスク用に特化したインクだからなのかもしれない。

 このサンプルで印字した一番小さな文字は6Pであるが、絵の部分を白く文字で抜いた部分と、白地に黒で印字した部分を拡大したものが下の写真である。ディスクは一番濃く印刷したもの、即ち上図の一番右である。拡大した部分は上図、赤い矢印で示してある。櫛状に並ぶ黒い線は物差しであって間隔は1ミリメートル。殆どツブレもなくシャープな印字がされていると解る。印字品質はかなり良好と言えると思う。

 最初にも書いたが、印字時間は標準設定で一枚あたり2分というところである。印字を指示してから数秒程度でデータの転送が始まる。プリンタ内ではセットしたディスクが奥に向かって吸い込まれ、間もなく回転が始まると同時に印字が開始される。印字は内側から外側に向かって行われ、次第にディスクが覗き窓から現れて来るに従い、印字された部分も目に入って来るという具合である。動作音は極めて静かである。ディスクの回転する音は全くと言っていい程にしない。CDプレーヤのディスク回転音と同じ位ではないかと思う。音がするのは、ディスクを奥から手前に動かす為の微かなものだけであって、冷却ファンがそれなりに音を出しているマシンが近くにあったら、動作音はまず聞き取れないのではなかろうか。

 印字中は画面に進行状況が表示される。印字終了の時はBEEPが鳴る。内蔵カートリッジのインク残り量などもユーティリティで確認出来る。インクの持ちがどの程度かはまだ使い始めたばかりで解らないが、インクカートリッジは一体型なので特定の色ばかり使うと効率が悪いのは確かであろう。印字品質は写真で見せたとおりだが、淡い色の部分では「走査線」が僅かに見える事がある。しかしながら、通常のプリンタとは違い、この「走査線」は同心円状に現れる訳で、意外に目立たないというのが実感である。なお、他のソフトからこれにプリントアウトしようとする時は、プリンタとして本機を指定するとドライバのオプションから印字範囲や濃淡を設定出来るようになっている。

 印字を開始するに当たっては、当然ながらディスクをトレイに乗せておかなくてはならないが、奥へ吸い込む時にディスク表面をチェックしているのか、既に印字されているものだと吐き出して来る。最後に、本プリンタの方式には一つだけ欠点がある。国産のディスクに良くある事だが、表面にメーカのロゴか何かが部分的に印字されている場合、その印字部分と印刷内容との向きを揃える事が出来ない点である。例えば、メーカ名を常に印字面下部に来るように文字列を揃えて印刷する事が出来ない。欠点と言えば欠点だろうが、せこい日本メーカにも問題はある。


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