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 PS3にはLAN端子があるが(無線LANも可能)、それを経由してDLNAサーバを読む事が出来る。DLNAとは主に家電メーカが中心になって機器間のネットワークを構築する為のプロトコルなどを規定したガイドライン、または団体名である。マイクロソフトやインテルも関わっていた関係で、アップルとは縁が薄く例えばアップルTVはこのDLNAに準拠していない。

 DLNAに対応している外付けのLANディスクも市販されているので、簡単にPS3の読み込めるサーバを構築するにはそういった製品を買うのも近道であるが、ここではMac(OSX)を使ってDNLAサーバを構築した実例を紹介したい。

 Mac上でDLNAサーバを作る方法は幾つかあるが、辛口子が選んだのはnullriver社のMediaLinkである。20ドルのシェアウェアだが、昨今のような円高でなくても、これは安いと言うだけの内容があり、おすすめできる。

 ダウンロードして解凍すると現われるのは右のようなPreferencePaneのファイルである。それをダブルクリックするだけでインストールは終了する。システム環境設定を開くとMediaLinkというアイコンがある筈なので、それを選択したらあとは設定すれば全てOK(下図)。

 設定場面にはこのようにApartureとiPhoto、iTunes、そしてFoldersという4つのカテゴリがある。これは固定であるがそれぞれの中身はオン・オフを個別に設定出来る。iTunesなら「iTunes中でチェックしたものだけを公開」と出来るし、iPhotoはアルバム単位での公開指定が出来る。FoldersにはMac上の任意のフォルダを好きなだけ登録出来る。

 これをPS3から認識すると、下図のようにデスクトップに現われる。PS3からサーバを選択、しばらく待つと認識されて図のようなMediaLinkアイコンがPS3画面に現われそれを選択すると、このように4つのカテゴリが現われるので、あとはその中からファイルを選択するだけとなる。

 認識は結構遅い。数十秒はかかる。一度認識すると電源を切っても覚えているようだが、PS3を再び起動した時にMediaLinkアイコンが現われない事もたまにある。その場合は再度認識させるか、そのまま待てばまた現われるようである。この「待ち時間」はいまいち使い勝手がよろしくない。もっともそれは認識させる時だけであって、使用中に認識を忘れるようなことはない。

 動画ファイルに関して言うと、基本的にコンテナ形式ではないものなら認識される。拡張子で言うと、aviやmp4、movなどはOKだ。ただし、CODECによっては認識されない場合がある。認識されない条件は不明である。というより色々試してみたが良く分からないというあたりが本音である。通常のDivXなどならまず問題はないと思って良い。コンテナ形式であるmkvやogmは改めて言うまでもなくそもそも画面に現われない。

 また、日本語ファイル名であるが、かな文字の濁点付き以外であればほぼ画面には表示される。要するにユニコードとShift-JISの関係であろう。従って、使えない訳ではないが基本的には英数字にしておくのが無難というところだ。

 1000BASE-Tで接続されているiMac(2.4GHz CoreDuo)で試してみたが、1920x1080のフルHD動画ファイル(mp4)も特にもたつき無くPS3から再生出来た。写真や音楽ファイルについても余程の事でもない限り問題はない。実用性は十二分と思う。

2009.03.29記述

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