安価なブルーレイ再生環境を評価する
PS3は使えるか
MacとPS3を繋ぐ
HBD-0800
DVD画質を比較する
手軽なサラウンド
 日本でもようやく安価なブルーレイ・プレーヤが出始めた。例によって国内メーカレーベルは高価なので、物色した結果、Yue社のHBD-0800という製品に的を絞って購入してみたので(右写真)、レポートしてみたい。

2011年01月註:
 なにげなく覗いて見たら代理店のAVOXかにファームアップデート情報が掲載されていた。連絡が来た覚えはない。URLはこちら

2010年06月註:
 本機は最新のブルーレイ・プロテクト(例えばAVATARの日本版)に対応しない。代理店のAVOXからはファームアップデートを行う旨、メールは来たが本註執筆時点でまだアップデートはない。

2010年06月註2:
 最近発見したのだが、HDD-BluRay録画機のAVCRECで録画したブルーレイのサラウンド音声がうまく再生出来ない場合があるようだ。丁度音声記録機で低速再生した時のようにスペクトラムが低くなる(モゴモゴした音になる)のだが、音声の速度が遅くなる訳ではない。録画したDIGAで再生する限りでは正常であった。

 まず、この製品。出所がかなり不明である。どうやら中国製か何からしい。何カ所か価格などを比較検討し、結局あきばおーのオンラインショップで購入してみた。さてこの製品であるが、サポートのページとやらへ行くとC-MEXという会社のサイトへ飛ぶ。ところがそのサイトの中にはこのHBD-0800に関する情報は何もない。ネットで検索してみても、製品情報が特に見当たらない。OEMか何かなのであろうか。本製品のマニュアルを見ると、内蔵ファームのアップデートをCD-RかUSBで行えるとあるが、そのデータがどこにも無いという訳で、まあネット購入マニアとしてはこの怪しさが何とも言えないところでもある(笑)

 という訳で、半信半疑で購入したこのプレーヤ。結論から言うとかなり良い買い物だったと思う。以下、使い勝手を列挙する。

  • 静かである
     動作音は殆どと言って良いほどしない。静かな部屋で頭を1メートルほどに近づけて、ディスクの回転音が聞えてくる程度である。トレイの開閉もゆっくりと動き、動作音は極めて低い。本体背面にファンはあるが、回転音は全く聞えないと言って良いほどである。

  • 動作はややもたつき感あり
     静かではあるが、動作はどことなくゆったりしている。電源を入れてからREADYになるには30秒ほどかかる(内部HDDを持っているらしい)。EJECTキーを押してトレイが開くにも一呼吸置く感じである。

  • AVCRECも再生OK
     DIGAで録画したAVCRECのBD-Rメディアを入れてみた。最初に一瞬、「知らないフォーマットである」というようなメッセージが出たが、間もなくファイルブラウザのような画面となり、ファイルという形で選択したら再生が始まった。つまり、番組のタイトル情報は画面には出て来ない。フォーマット不明のメッセージは、購入後一回出ただけで以降、出ていない。

  • PALディスクを再生できる
     マニュアルには書かれていないが、欧州などのフォーマットである、PAL形式のDVDを入れてみたところ、問題なく再生出来た(欧州と日本はリージョンコードが一緒)。ちなみに米国のDVD(リージョンコード1)を入れてみたが、これは再生出来なかった。その時出てくる日本語メッセージを見ると、外国製である事が伺える(笑)。

  • 動画ファイルを再生出来る
     本機には右側面にUSB端子がある。ここにUSBメモリを指し込むことでマニュアルによると音楽と写真を再生出来るとあるが、試してみたところ動画ファイルも再生出来た。再生出来る形式はPS3と殆ど同じで、拡張子がmp4、avi、movなどであった。この拡張子でもCODECなどによっては再生出来ないものもある。USB端子にメモリを指し込み(メモリカードリーダにメモリカードを指し込んだものを繋いでも良い)、リモコンのUSBボタンを押すとカードが認識され(ハブ経由等で複数カードを同時に認識出来るのかもしれない)、そのカードを選択すると下画面のようになる。

     このカテゴリ分けは自動的に行われるようで、メモリカード上でこうしたフォルダを作ってある訳ではない。この先で動画ファイルなどを選択すれば、再生が開始される。フルHD解像度のものも再生出来る。ファイル名に日本語を使ってみたが、問題なく表示された。動画ファイルを再生する時の問題は早送りが遅い事で最大で16倍までしか無く(コマを飛ばしてくれないので重いデータだと16倍にしても3倍程度の早送りにしかならない場合もある)、例えば10分スキップのような事が出来ない点である。長いファイルを途中から見るには辛抱が必要だ。

     ここで試しに、DVD-R媒体にDOSフォーマットで動画ファイルを焼き入れて、それをトレイに入れてみたら全く同じ画面が出て動画ファイルも再生出来た。それでは、と更に調子に乗って、USB端子に外付けHDDを接続してみたが、これは認識してもらえなかった(笑)。

  • 細かい所でチューニングが足りない
     特にUSB関連でそれが見られる。USBで動画再生にエラーがあると、コマンドを受け付けなくなる。停止ボタンもきかない。唯一出来るのはEJECTボタンを押す事だけである。そうすれば起動直後の状態に戻る。実は再生対象をUSBからディスクに切り換えるにもこのEJECT操作しかない。

  • 音声出力は全端子に行われる
     当り前の事であるが、PS3との比較もあるので念のために書いておく。光出力、HDMI、ピンジャック、いずれも音声は常に出力される。光出力のオプション指定などは本体設定で行える。

  • リモコンが大きい
     やたらとボタンがあり、本機の操作には使わないボタンもかなり見られるので、何かの流用であろうと思われる。大きいが表面はつや消しになっていて滑る事はなく、重さも適度にあって持ちやすいリモコンの部類だと思う。

 本体の作りは高級感もある漆黒の筐体で、持ってみると適度に重く太いHDMIケーブルを繋いで本体が持ち上がってしまう、なんてな事もない。という訳で、安価にブルーレイを楽しみたいという向きに、この製品はお薦め出来そうだ。

2009.03.29記述

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