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手軽なサラウンド
 ブルーレイで映画並みの画質を楽しむとなると、欲しくなるのがサラウンド環境である。しかし、ウサギ小屋と言われる日本では、なかなか思う存分にサラウンドを楽しむ事は難しい。迂闊に大音量を出すと近所迷惑で場合によっては殺人事件にまで発展しかねない世相もある。

 そこでお薦めしたいのが、安価にそんなサラウンドを実現出来るVictorのSU-DH1である(右写真はVictor社サイトより)。

 使い方は簡単である。光ケーブルで対象と接続、ヘッドホン端子にヘッドホンをつなぐだけだ。DTSやAACサラウンドを検出すると自動的に対応動作に切り替わる。それはパネルのLEDで表示される。ただのステレオ信号だと、マニュアルで人工サラウンドに切り換える事が出来る。光ケーブル以外にも普通のステレオミニプラグも装備されているので、例えばiPodのような音楽プレーヤを繋ぎ、「頭の中心で音が鳴るのを防ぐ」ような使い方も出来る。

 サラウンドの場合は「サウンドスペース」を切り換える事が出来る。具体的には部屋の大きさをシミュレートする。小中大の3通りがあるが色々試してみた限りでは、中(DH2)が映画などでは聞きやすいようだ。

 実際に映画を鑑賞してみると、臨場感は素晴らしいものがある。音像定位も悪くはなく、例えば攻殻機動隊・Solid State Societyの冒頭部分では、降りしきる雨の音が頭の周囲から聞えて来る。インディペンデンス・デイの空中戦シーンでは、頭の後から飛行機が前に飛び去る音もかなりリアルであった。

 ACアダプタは別売りであるが(これが結構高いのが玉に瑕か)、電池にはエネループが使える。サイトを見ていたら、ユーザレポートとしてエネループを使えなかったと書いている所もあったのだが、辛口子のところでは問題なく使えている。ただ、使い切る頃には電圧が急激に落ちるようで、アルカリ乾電池ならばそろそろ無くなる頃には、このSU-DH1の電源LEDが点滅をするのだが、エネループだと殆ど点滅期間が無いまま動作停止をしてしまうようだ。電池の持ち時間は正確に測った訳ではないものの、アルカリ電池で能書き通りに10時間、エネループでもそれに近い時間は持つように思う。

 ヘッドホンも何種類か試してみたが、特に音量などで問題は起きなかった。電源オン時の残留ノイズは極めて低く、静まり返った部屋で感度の良いヘッドホンでも装着し、意識を集中させてやっと聞えるかどうかというあたりである。

 かくして室内で手軽にサラウンドを鑑賞できるこのSU-DH1、コンパクトで安価でもあり、お薦めの一品と言えよう。iPhone 3Gと並べてみると大きさはこんな具合。

2009.03.29記述

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