DMR-700の使用感
MPG4-AVCの実力は
編集機能は極めて単純
クイックスタート
うるさい番組表
iLink、D端子ほか
 一言で述べると極めて優秀、かつ実用的である。何故MPEG2などという古いCODECにこだわるのか、新世代のCODECを使えばDVD-Rでも映画の1本くらい入るだろう、という話は一刀両断ミニコラムでも以前触れたが、こうしてようやくそれが手元に来たという実感になる。

 このDMRシリーズでは、新しいCODEC(MPEG4-AVC、以下AVCと記す)を使うと圧縮率の大小に3段階設定出来る。圧縮率の低い順にHG、HX、HEである。実際にハイビジョン番組を録画してみたところ、HXでほぼDR(従来のMPEG2)と変わらない結果が得られた。HEでは例えば人の肌が若干べたっとした質感になるなどの違いが明確になる。特にHEは多数の細かい物体が小刻みに動く場面(風にたなびく草原をアップにした画面や、土砂降りの水たまりをアップにしたような画面)でブロックノイズがはっきりと出てしまうが、通常の画面、それも変化に乏しいゆっくりしたパンやズームであれば実用性は充分の画質が得られるようだ。
 ケース・バイ・ケースと言う条件はつくがおおよその見当として、画面の縦方向長さ分くらい表面から離れて見れば、上記したようなケースを除き殆ど違いの分からない程度だと言っていいと思う。それでも解像度はハイビジョンであって、SD(従来の4:3画面)サイズにダウンコンバートした物に比べれば雲泥の差である。ビットレートを見ると、このHEはおよそ従来からあったSPの数割増しという所で、DVD-Rでも100分の記録が可能であるが、Blu-rayであれば1層でも9時間強が入るので連続ドラマでもかなりリーズナブルな値段でライブラリ作りが出来るだろう。

 このDMRシリーズ機では、DR(放送ストリームそのまま)で録画したデータをHXなどのAVC形式に変換する事が出来る。それも電源オフの後、頃合いを見計らってバッチ処理をさせることが可能である。やってみると何時の間にか終わっているという感覚で、何時動いているのかを殆どユーザには意識させない。本機はいわゆるダブル録画が可能だが、両方ともAVC形式でのダブル録画は出来ない。しかし片方をDRで録画し、後で変換するという使い方が出来る事になる。試してみたが、動作音も微かなので非常に実用的であろう。このDMRシリーズは全部で3つのバリエーションがあり、内蔵HDDのサイズの違いは250GB、500GB、1000GBとなっているが、250GBモデルでもHXモードを使えば60時間のハイビジョン録画が可能であり、これはDRモードでの750GBに相当するので一番安価な250GBモデルでも全く不足感なく使えると思う。

2008年1月記述   

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