DMR-700の使用感
MPG4-AVCの実力は
編集機能は極めて単純
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うるさい番組表
iLink、D端子ほか
 本機の編集機能は、拙のこのコラムで紹介している東芝のHDD録画機に比べると、驚くほどにシンプルである。使用感から行くとパイオニアの製品に近い。基本的に出来る事はカット編集のみである。チャプターマークを入れてそれをベースにカット操作を行うか、或いはチャプターマークとは関係なく任意個所の間をカットする事が出来る。チャプターマークは挿入と削除しか出来ない。つまり入れた後でチャプターマークの位置をずらす事は出来ない。このあたり、使用感はβテープのインデックスに近いものがある。

 また、アンドゥが無いので一旦消去したパート(或いは録画データそのもの)は絶対に復活出来ない。東芝製品のような、フォルダという概念もないので下手に大容量HDDモデルを購入し、大量の録画データを溜め込むと管理が大変になるような気がする。また、東芝製品のようなプレイリストという概念も無い。このあたり不便なようにも思うが、逆に考え方はシンプルであってその分、バギーではないような使用感がある。(東芝製品は極端に短いチャプターを消去した途端、録画した全データがパーになるという凄いバグがある)

 本機ではいわゆるGOPをユーザに意識させる事はないが、試しに非常に短い区間でチャプターマークを入れようとしたところ、「それは出来ない」とメッセージが出たので内部では意識しているようだ。もっとも、画面に表示されるチャプター位置は秒単位での精度までしかない。

 この編集機能で最大の不満と言えるのが、AVCで録画したデータを「スロー逆方向再生」する事が出来ない点であろう(図を参照)。等速、或いは高速での「巻戻し」は出来るのだが、リモコンには早送りと巻戻しボタンのみしかなく、一時停止時にそれはスローの前後送りとして機能するので、例えば録画データの終わりに近いあたりでチャプター点を決めようとする時など、非常にもどかしい思いをする事になる。また、録画データ編集時、末尾まで達すると必ず一時停止状態になるので、こうなると前チャプターへのスキップ操作以外に移動手段が無くなってしまう。これについては、出てくるメッセージが「まだ出来ない」というようなものなので、将来的にファームのアップデートで可能になるかもしれない。

2008年1月記述   

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