DMR-700の使用感
MPG4-AVCの実力は
編集機能は極めて単純
クイックスタート
うるさい番組表
iLink、D端子ほか
 本機にはクイックスタートという設定項目がある。設定しておくと、電源オンからほぼ瞬時に起動してくれるという仕掛けだ。これをオフにしておいてから、電源投入よりモニタに画像が出て操作可能になるまでを測ってみたら、約38秒であった。ちょっと長い気もするが、何らかのバックグラウンド処理を機械が行っている時だと瞬時にモニタ画面が出る事もある。ところでクイックスタートはこの起動時間を短くする以外にも役目がある。

 一番意外に思ったのは、この機能をオンにしておかないとLAN経由でWWWブラウザによるアクセスが出来ないという点であった。本体の電源がオンであっても、ブラウザ経由でのアクセスを受け付けないのである。ブラウザで設定出来るのは、録画したデータのタイトルや録画予約設定などだが、それ以外にも電源オフ時にネット経由でのリモコン予約を行う機能があり、これもクイックスタートがオンになっていないと不可である。試しに設定してみると、本機のLAN端子が電源オフ時でもオンになったままになっている。それ以外にも部分的に通電しているそうで、いわゆる待機電力が増えるという事でもある。時々ファンも回転するようだ。このあたり、少し不思議な仕様であって、少なくとも本体の電源がオンになっているのであれば、LAN経由のアクセスは可能であっても良さそうに思う。

 ところで、本機の留守録は東芝やパイオニアと比べて面白い動作をする。留守録中は本体パネルに赤いLEDが点灯するのだが、その状態では映像や音声端子には何も出力されないのである。最初はびっくりした。つまり、何を録画しているのかモニタをオンにしただけでは分からないからである。やがて判明したのだが、この機は留守録機構が通常の機能と高い独立性を持っているのであった。つまり、留守録の時、単にモニタを繋いでも何も出ないし聞こえないが、電源ボタンを押して電源オンにすれば通常の動作を開始するのである。その場合、留守録機能はあたかもバックグラウンドで動作しているような形になり、再生操作などが普通に行えるという訳である。電源を切ればそのまま留守録だけが継続する。

 留守録が動作している時でも、基本的には放送プログラムを鑑賞したり録画したり出来るが、これは留守録が1本だけの場合であって、いわゆるW録状態ではチューナが占有されているので、録画している番組の鑑賞、或いは録画データの再生しか出来ないことになる。なお、録画作業中はBDの再生が出来ない。BDの映画を鑑賞している時、留守録時間が近づくと警告が画面に出る。その一方、通常の番組鑑賞中か録画データを再生中であれば留守録が始まる時でも、画面には何もメッセージなど出ずにひっそりと開始される。これは東芝製品と際だって違っている点で東芝製品だと画面のド真ん中にでかでかと「留守録が開始されます」などと出してくれてユーザを驚かせてくれる。個人的にはこの松下機の考え方の方に軍配を上げたい。

2008年1月記述   

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